代表理事・プロデューサー:木下絢美


昔話はおじいちゃん
おばあちゃんから
贈られた宝物

代表理事・プロデューサー:木下絢美

こども園や図書館などでお話会を実施し、「桃太郎と一緒に鬼退治に行ったのは?」と質問すると、きょとんとしたり、アニメのヒーローの名前を答えたりする子供達に出会います。昔話を知らない子供達が増えているということを実感します。

幼い頃過ごした海外で、英語はペラペラでも日本の文化について答えられない日本人に出会うたび違和感を感じ、日本文学を専攻。大学の図書館で改めて日本昔話に出会いました。

二児の母となり子供達を寝かしつけながら昔話を語ると目を輝かせながら聞いてくれる経験から、小澤俊夫先生の研究所のドアをノックし、昔話を子供達に伝え残す活動をしたいと力説。昔話は口承文化ですので、絵をつけたりアニメにすることは本来の姿ではないかもしれません。そのことも十分に理解しながら、それでも、情報や娯楽にあふれているこの時代の子供達に昔話を伝えるきっかけとして様々なメディアを活用したいとお伝えしました。小澤先生は「やってみましょう。時代と共にメディアが変わることは当然だから。ただし、私とあなたの最終目的地は同じと認識していますよ。一緒に昔話を未来に語り継ぎましょう。」とおっしゃってくださいました。今こうしてご一緒できることを心から幸せに思います。

昔話はおじいちゃんおばあちゃんから贈られた宝物、未来に出かけていく子供達にたくさんの昔話を贈りたいと思います。


プロデューサー・代表理事:木下絢美
シンガポール生まれ。雙葉高等学校卒業。
早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。
エネルギー会社に就職し、広報部にて広告の制作やイベントの企画を担当。
配偶者の転勤を機に退社、アメリカでのマタニティ生活を経て、一般社団法人むかしばなし協会を設立。

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